青木家屋敷 (町田市重要文化財)

 建立年代は、当家にある文久2年(1862年)の祈祷札(きとうふだ)と同時代と推定されます。建物は桁行十間半、梁行六間半の茅葺(かやぶき)入母屋(いりもや)造りで、三室並列構造の桁行六間半、梁行三間半の書院屋敷を有する名主造りと呼ばれる住宅です。間取りは四間取りの基本形を大規模化し、南側に表玄関を設けています。屋敷溝はもとより、主家、書院座敷共に用材並びに技術の優秀さ、整った意匠構成等、一部後補はありますが、原型を正しく残し、幕末最上層民家の特色を発揮した、当地屈指の存在です。
(「相原観光エリアマップ」町田市観光コンベンション協会 パンフレットより)

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