大賀蓮(古代ハス)

 2000年以上前(弥生時代以前)の古代の蓮(ハス)の実から発芽・開花したハスです。
 昭和26年(1951年)に、千葉県千葉市検見川にある東京大学検見川厚生農場(現・千葉市花見川区朝日ケ丘町 の東京大学検見川総合運動場)の落合遺跡で3粒のハスの実が発掘されました。植物学者でハスの権威者でもある大賀一郎博士(当時・関東学院大学非常勤講師)が、この実の発芽育成を試み、そのうちの1粒を翌年の昭和27年7月に開花させることに成功しました。
 翌日で発掘が打ち切りという3月30日の夕刻になって、ボランティアで参加していた千葉市立第七中学校の女子生徒により地下約6mの泥炭層からハスの実1粒が発掘され、予定を延長し4月6日に2粒、計3粒のハスの実が発掘されたそうです。

圓林寺、相原中央公園で、7月上旬~中旬に開花を鑑賞することができます。

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